お口の中の健康が気になる方へ

症例3〜17才の男性〜

最近、歯周病でも低年齢化が見られます。 もちろん10代で歯周病に罹患するのは、全身的疾患が影響する事も多いですが、 単純に歯磨きの悪さから病状が進むケースも日常的にみられるようになりました。

最初の口の状態

この患者さんはもともと歯並びが悪く、そのため歯磨きが困難だったため、 矯正を薦められたそうです。
しかし矯正治療中に歯周病が進行し、腫れがひどくなったため矯正の先生に紹介され来院しました。

2ヶ月後

最初は矯正装置が邪魔をして、なかなか上手く歯ブラシをあてる事が出来ませんでしたが、 練習を重ねていくうち、鏡を見ながらであればなんとか磨けるようになりました。

矯正装置除去後

それまではかなり歯を磨く時間を取らないと磨けなかったのですが、 矯正装置を除去したことにより随分と楽になったそうです。 しかし、腫れていた歯肉が改善した事に伴い歯と歯の間が空いています。 こういう所は、歯ブラシの毛先を入れてあげないと絶対歯垢が取れません。
歯ブラシの毛先を、爪楊枝を使うように歯と歯の間に通します。

定期検診

だいぶお口の中の健康をとり戻したのですが、 大学の夏休みと言うこともあってか、段々と来院回数が減ってしまいました。 まだ歯と歯茎の溝が健康な状態の2倍の深さを残している箇所も残っているので、 まだ患者さん一人では取り戻した健康を維持することはできません。
一度予約をキャンセルすると歯医者に行き辛くなると思いますが、 きっと先生やスタッフ一同は心配していると思いますので、 勇気を出して再予約の電話をしましょうね。
本当に心配なんです・・・。